ヤモタス

「いえものがたり」Story

いえものがたり (6)「撮影スタジオがある家」


今回の「いえものがたり」は、これから新たなストーリーが創られていく、生まれ変わった「家」の話です。

その家は築30年ほどで3階建て、重量鉄骨造の4LDKでした。
ここは2〜3年間、空き家のままでしたが名古屋のシンボル、名古屋城の近くでとても立地のいい場所にありました。

3階建て、そして広々としていたこの物件を、どうしたら価値ある「家」にできるのだろうか?
いつものようにきれいにリノベして、戸建ての賃貸物件にすることももちろん考えましたが、もっとうまい活用法があるのではないか?
ヤモタスは真剣にこの案件について考えました。

その結果、ここをシェアハウスにすることに決めました!
そのために先ず4LDKだった間取りを5LDKにすることにしました。
どんな人が入居してくれるのかな?と楽しい想像をしたら、きっとクリエータのような方々が興味を持ってくれるのではないか、と思い、家の中の空間もそんな人たちが気に入ってくれるような内装にしました。

うれしいことに、まさにクリエイティブな仕事をされている方々が入居してくれて満室に。
またその中に撮影の仕事をされている方も居て、ガレージだった場所が撮影スタジオになりました。

それを見て、この「家」が新たなスタートを切ったことを実感しました。
今までの「思い出」は、かつてこの家で過ごされた人たちの胸の中に。
そしてこれからのストーリーは、ここを選んでくれた方々が、毎日の積み重ねとして創っていってくれる。
感慨で胸がいっぱいになり、素晴らしい幸福感に包まれました。

「家」が私たちにもたらしてくれる喜びは、ひとつの形に限定されているわけではありません。
家族で暮らしていた家も、やがてお子さんが独り立ちされれば、ご夫婦だけでは部屋が余ってしまうことになってしまいます。
でもきっと、その「家」の持つ魅力をきちんと見つめさえすれば、その後の「活かし方」が必ず見つかるはずです。

固定概念に縛られず、柔軟な発想で時代に求められる「価値観」を持った「家」にすることで多くの人から喜んでいただくこと。
それこそがヤモタスのいちばんの喜びです。


家って、いいな。
⽣き続ける家を。
ヤモタス


pagetop