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2026.08.10

知識

三重県の空き家賃貸で管理会社に頼むメリットは?自主管理の不安を解消

三重県の実家を貸したいが夜間の入居者連絡や退去対応まで自分でできるか不安で、管理会社に任せるべきか自主管理でいけるかどう判断すべきか知りたい

三重県の実家を貸すなら、まず「自分でどこまで対応できるか」を先に見極める。判断軸は時間ではない。トラブルが起きたときの対応力、実家までの距離、修繕を判断できる経験の3つだ。この3つに1つでも不安があるなら、管理会社への委託を前提に考えたほうがいい。夜間の連絡や退去対応を「気合いで乗り切る」前提は危うい。

実家を貸そうと決めたはずなのに、募集を出す一歩手前で手が止まる。「夜中に水漏れの電話がかかってきたらどうしよう」。「四日市の実家まで片道1時間半、退去の立ち会いに毎回行けるのか」。そんな迷いで、賃貸募集のボタンを押せずにいる方は少なくありません。

この記事では、自主管理と管理委託、そして借り上げ型という3つの選び方を、どちらか一方に肩入れせず並べて比較します。読み終える頃には「自分の場合はどれが現実的か」を、自分の言葉で判断できるようになるはずです。

【この記事のポイント】

  • 自主管理でいけるかを「時間があるか」だけで決めてはいけない理由
  • 自主管理・管理委託・借り上げ型の役割と費用負担の違い
  • 三重県の実家という条件で、判断を間違えないための確認項目

今日のおさらい3つ

  • 自主管理の可否は「対応力・現地距離・修繕判断の経験」で決まる
  • 管理委託は入居者対応を任せる代わりに費用がかかり、借り上げ型は空室リスクごと預ける形になる
  • 三重県は空き家率16.4%で、貸せるかどうかは県ではなく「その家の生活圏」で判断する

この記事の結論

  • 自主管理でいけるかは、時間の有無ではなく「夜間・緊急時の対応力」「実家までの距離」「修繕の要否を判断できる経験」の3点で見極める
  • 3点のどれかに不安があるなら、入居者対応を委ねる管理委託か、空室リスクごと預ける借り上げ型を検討したほうが現実的
  • 三重県は空き家率16.4%(全国13.8%)だが、貸せるかは地域・駐車場・生活利便性で個別に変わる(総務省 令和5年住宅・土地統計調査/三重県公表)
  • どれが合うかは建物と暮らし方で変わるため、複数の方式を公平に比較してから決める

自主管理でいけるかを分ける3つの判断軸

「管理会社に頼むほどの物件じゃない」。そう考えて自主管理を選ぶ方は多いです。正直なところ、それ自体は間違いではありません。近くに住んでいて、DIYや設備の知識があり、平日でも動ける方なら、自主管理で問題なく回っている例もあります。

ただ、貸す前に一度立ち止まってほしいのです。自主管理でいけるかどうかは「時間があるか」だけでは決まりません。時間があっても、判断できなければ動けない。ここを勘違いすると、入居後に苦しくなります。

夜間・緊急時の対応力があるか

賃貸で一番読めないのが、緊急の連絡です。給湯器が真冬に止まった。トイレが詰まって流れない。こうした連絡は、平日の昼間を選んではくれません。

以前ご相談に来られた四日市市の会社員の方は、こう話していました。「日曜の夜9時に、入居者さんから『お湯が出ない』と電話が来たんです。翌朝どこの業者に連絡すればいいのかも分からなくて、あの夜は眠れませんでした」。給湯器の故障自体はよくあることなのですが、いざ自分に電話が来ると、判断がつかない。

自主管理では、この一次対応を所有者が担います。どの業者に何時に連絡するか、費用は誰が持つか、その場で判断しなければなりません。夜間や早朝でも冷静に段取りできる自信があるか。ここが最初の分かれ道です。

実家までの距離と、動ける頻度

2つ目は、現地までの距離です。退去の立ち会い、原状回復の確認、設備トラブルの現地確認。賃貸を続ける限り、「現地に行く用事」は定期的に発生します。

三重県は自動車移動が前提の地域が多く、実家がいなべ市や鈴鹿市にあり、ご自身が名古屋圏に住んでいるといったケースも珍しくありません。片道1時間を超えると、「ちょっと見てくる」が半日仕事になります。

よくあるのが、「退去のたびに有給を使うことになり、続かなかった」という声です。入退去が数年に一度なら耐えられても、修繕や苦情が重なった年は、想像以上に足を運ぶことになります。

修繕の要否を判断できる経験があるか

3つ目は、修繕を判断する経験です。「壁のこのシミは、放っておいて大丈夫なのか、雨漏りの前兆なのか」。「この床のきしみは、原状回復で入居者負担か、経年劣化で貸主負担か」。

築古住宅では、屋根・外壁・水回り・給湯器といった劣化が同じ時期に重なりやすく、1カ所直せば済むとは限りません(国土交通省)。開けてみないと分からない部分も多く、見積もり時点より費用が膨らむこともあります。この「どこまで直すか」の判断は、経験がないと過剰に払うか、逆に放置して悪化させるかのどちらかに振れがちです。

ケースによりますが、この3つ——夜間対応・現地距離・修繕判断——のうち1つでも「厳しいかも」と感じるなら、自主管理を単独で背負うのは少し無理があるかもしれません。

自主管理・管理委託・借り上げ型を公平に比べる

不安を否定するつもりはありません。「自分でできるだろうか」と迷うのは、むしろ自然な感覚です。賃貸経営は、貸したあとに責任が続く仕組みだからです。ここでは3つの選択肢を、それぞれの利点と負担を隠さず並べます。

自主管理:自由度は高いが、責任も全部自分

自主管理は、管理料がかからないのが最大の利点です。家賃がまるごと手元に残り、入居者とのやり取りも自分で決められます。

その代わり、入居者募集、契約、家賃の入金確認、滞納の督促、クレーム対応、設備故障の手配、退去の立ち会い、原状回復の判断まで、すべてが自分の役割になります。国交省の資料でも、自分で管理する場合は点検や業者手配のために帰省や手配が必要で、遠方居住の子世帯には負担が大きくなりやすいと整理されています(国土交通省)。実は、家賃が満額残る分だけ、目に見えない手間を自分で引き受けている、という構造です。

管理委託:手間を預け、費用を払う

管理委託は、入居者対応や家賃回収、修繕手配などを管理会社に任せる方式です。夜間の連絡窓口を管理会社が持つプランもあり、「夜中の電話が怖い」という不安への直接の答えになります。

費用は一般に家賃の数%程度の管理料が発生します。数字は会社やプランで幅があるので、契約前に「どこまでが管理料に含まれ、何が別料金か」を必ず確認してください。空室リスクや修繕費そのものは、原則として所有者が負担します。つまり、手間は減りますが、貸せなかった月の収入減や大きな修繕費は自分に残る、という点は押さえておく必要があります。

借り上げ型:空室リスクごと預ける

借り上げ型は、事業者が家を借り上げて運用する方式です。ヤモタスの場合、所有権は移さずに、リフォーム・火災保険・運用中の修繕は事業者が負担し、固定資産税・都市計画税だけが所有者負担になります。入居者対応も事業者が担うため、夜間連絡や退去対応を所有者が直接受けることはありません。

契約は所有者・入居者の双方で定期借家契約を用います。期間満了で終了し、続ける場合は再契約を相談する形です(国土交通省 定期借家制度)。「いつか家族が戻るかも」「将来売る可能性も残したい」という希望と、当面の活用を両立させやすいのが特徴です。もっとも、リフォーム内容や賃料の考え方は建物ごとに変わるため、どの家でも同じ条件になるわけではありません。

正直なところ、この3つに絶対の正解はありません。近くに住み、設備に詳しく、時間も取れる方なら自主管理が合いますし、手間だけ手放したい方は管理委託、対応そのものを抱えたくない方は借り上げ型が向きます。大事なのは、1社・1方式で即決せず、複数を並べて比べることです。

よくある質問

Q1. 自主管理と管理委託、費用はどれくらい違いますか?
自主管理は管理料ゼロ、管理委託は一般に家賃の数%程度が目安です。ただし自主管理は自分の時間と移動費が「見えないコスト」として発生します。金額だけでなく手間も含めて比べてください。

Q2. 夜間の入居者連絡が一番不安です。どうすれば?
夜間対応窓口のある管理委託か、事業者が対応を担う借り上げ型が現実的です。自主管理でも緊急対応の外部サービスを併用する手はありますが、一次判断は所有者に残ります。

Q3. 退去対応は自分でできますか?
立ち会い日程の調整、室内確認、原状回復の負担区分の判断が必要です。数年に一度でも、遠方だと半日仕事になります。距離と頻度を先に見積もってください。

Q4. 三重県は空き家が多いと聞きます。そもそも貸せますか?
三重県の空き家率は16.4%で全国平均13.8%を上回ります(総務省 令和5年住宅・土地統計調査/三重県公表)。ただし北勢と中南部で需要は異なり、駐車場・生活利便性で個別に変わります。県の数字だけでは判断できません。

Q5. 途中で自主管理から委託に切り替えられますか?
可能な場合が多いですが、既存の入居者との契約引き継ぎが必要です。切り替えを想定するなら、契約書類を整理しておくと後がスムーズです。

Q6. 借り上げ型だと家賃はどうなりますか?
事業者が借り上げるため、空室でも取り決めた条件で運用される形が一般的です。金額は建物状態や地域需要で変わるので、現地調査を経た提案で確認するのが確実です。

Q7. 修繕費は誰が負担しますか?
自主管理・管理委託では原則として所有者負担です。借り上げ型(ヤモタス)では運用中の建物不具合の修繕は事業者負担、固定資産税・都市計画税のみ所有者負担となります。

まとめ

  • 自主管理でいけるかは「夜間・緊急時の対応力」「実家までの距離」「修繕判断の経験」の3点で決める
  • 3点のどれかに不安があるなら、入居者対応を預ける管理委託か、空室リスクごと預ける借り上げ型が現実的
  • 管理委託は手間を減らすが空室・修繕費は所有者負担、借り上げ型はリフォーム・修繕を事業者が負担する
  • 三重県は空き家率16.4%だが、貸せるかは地域・駐車場・生活利便性で個別に判断する
  • どの方式も一長一短。1社即決せず、複数を公平に比べてから決める

「夜間の電話が来たら」を想像して募集の手が止まっているなら、それはまだ間に合うサインです。無理に自主管理を背負う前に、自分の実家がどの方式に向くかを、一度プロの目で確認してみてください。ヤモタスでは、愛知・岐阜・三重の空き家について、無料相談・現地調査を受け付けています。まずは実家の地域・立地・建物の状態を整理して、相談してみるところから始めてみませんか。


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