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2026.09.09

知識

愛知県で空き家の現地調査は何を見る?貸せる家か判断チェックリスト

愛知県の実家が貸せる状態か判断するために、現地調査で建物のどこや設備・雨漏りをチェックすべきか知りたい

愛知県の実家が貸せるかは、外観だけでは判断できません。現地調査で見る箇所は決まっています。柱や床の傾き、屋根と雨どい、天井や壁のシミ、水回りの通水、分電盤と配線、そして周辺の賃貸需要。この6つを一つずつ確認します。外がきれいでも、屋根裏で雨漏りが進んでいることがある。逆に、内装が古くても構造が無事なら貸せる。だから「見た目」ではなく「決まった順番でチェックする」。それが見落としを防ぐ唯一の方法です。

数年ぶりに実家の玄関を開けた。外壁は思ったより傷んでいない。「意外といけるかも」と一瞬思う。でも廊下を歩くと、床がわずかに沈む感覚。天井の隅に、うっすら茶色いシミ。「これは……大丈夫なんだろうか」。写真は撮ったものの、何がセーフで何がアウトか自分では判断がつかない。そんな方に、プロが現地で実際に見ている箇所を順番ごとにお見せします。

【この記事のポイント】

  • 現地調査で見る「6つのチェック箇所」と、その場で使えるチェックリスト
  • 外観がきれいでも安心できない理由と、内部で本当に見るべき場所
  • 「貸せる家」と「先に直すべき家」を、素人でもある程度見分ける目安

今日のおさらい3つ

  • 活用可否は外観では決まらない。構造・屋根・水回り・電気・残置物・周辺需要の6点を現地で見る
  • 雨漏りは「天井のシミ」より「屋根裏と小屋組」で見る。表に出た時点で進行していることが多い
  • 建物が無事でも、周辺に賃貸需要がなければ貸せない。建物と立地はセットで判断する

この記事の結論

  • 現地調査のチェックリストは【構造/屋根・雨漏り/水回り/電気/残置物/周辺需要】の6項目
  • 順番は「安全に関わるもの(構造・屋根)」から。ここが致命的なら他は見るまでもない
  • 撮るべき写真は「床の傾き・天井のシミ・水回りの通水・分電盤・前面道路と駐車スペース」
  • 建物が無事でも、その立地に借り手がいなければ貸せない。建物と立地はセットで見る

現地調査でまず見る「安全に関わる3点」——構造・屋根・雨漏り

現地調査には順番があります。最初に見るのは「そもそも人が住めるか」に関わる部分——建物の構造(傾き・沈み)、屋根、雨漏りです。ここに致命的な問題があると、内装がどれだけきれいでも貸せません。逆に、この3点が無事なら、あとは「どこまで直すか」の話に進めます。

チェック①構造——床の傾き・柱の沈み・基礎のひび

最初に足で確かめてほしいのが、床の傾きです。廊下や部屋を端から端まで歩き、沈む感覚や傾斜がないかを見ます。プロは水平器やレーザーを使いますが、所有者の方でも「歩いた感覚」と「建具の建て付け」でかなり分かる。ふすまや窓が枠に擦れて開けにくい、隙間が斜めに空いている——建物が動いているサインのことがあります。

正直なところ、多少の傾きは築古の木造ではよくあります。問題は「進行しているか」です。基礎に幅の広いひび割れ(構造クラック)が走っていないか、床下の土台が湿って腐っていないか。ここは床下点検口や畳を上げて見る範囲なので、迷ったら無理に判断せず写真を残しておきます。

以前、愛知県内の郊外戸建で、外観は塗装も残ってきれいなのに、和室の床が一角だけ明らかに沈んでいた案件がありました。床下を開けると、風呂場からの長年の湿気で土台が傷んでいた。「外を見ただけで貸せると思ってました」と所有者の方。外観だけで判断できない典型です。

チェック②屋根・雨どい——地上からでも分かるサイン

屋根は現地調査で最も重視する箇所の一つです。屋根の傷みは雨漏りに直結し、雨漏りは建物全体をゆっくり蝕むから。地上から見上げるだけでも、瓦のズレや割れ、棟のゆがみ、スレートの浮き、トタンのサビと穴あきは、ある程度分かります。

見落としやすいのが雨どいです。落ち葉や土が詰まって水があふれ、外壁や基礎まわりを常に濡らしている——放置されると、じわじわ建物を傷めます。「よくあるのが、屋根本体より先に雨どいがダメになっているケース」です。安全のため、屋根には自分で上らないでください。スマホでズームして撮る、二階の窓から見える範囲を撮る、で十分。プロは必要に応じて高所カメラや屋根裏点検で確認します。

チェック③雨漏り——「天井のシミ」より奥を見る

雨漏りチェックの鉄則は、表に出たシミだけで判断しないことです。天井や壁の茶色いシミ、クロスの浮きやカビは分かりやすいサインですが、見えた時点で内部ではかなり前から水が回っていることが多い。だから現地調査では、天井裏(小屋裏点検口)に頭を入れ、野地板や梁に黒い水跡がないかまで見ます。

ケースによりますが、押し入れの天袋、二階天井の隅、窓サッシの上、ベランダの付け根は、雨漏りが出やすい定番ポイントです。事前に見るなら雨の翌日が発見しやすい。においも手がかりで、カビ臭さが特定の部屋だけ強いときは、その真上を疑います。

貸せる形に整えられるか——水回り・電気・残置物・周辺需要

構造・屋根・雨漏りという「安全の関門」を越えたら、次は「貸せる形に整えられるか」です。ここは致命傷というより、コストと手間の見積もりに関わる部分。水回り、電気設備、残置物、周辺需要。この4つで活用の現実味が数字として見えてきます。

チェック④水回り——通水・排水・においを実際に試す

水回りは、賃貸として使えるかを大きく左右します。キッチン・浴室・洗面・トイレの4か所で、実際に水を出すのが基本です。長く空き家だった家は、蛇口をひねると最初に赤茶けた水が出ることがある。しばらく流して透明に戻るか、排水がスムーズか、ゴボゴボと詰まった音がしないか。

見落としやすいのが「排水トラップの封水切れ」です。長期間使っていない排水口は、中の水が蒸発して下水のにおいが上がる。「実は、水を流すだけで解消することも多い」ので、においだけで即アウト判定はしません。給湯器は屋外本体の製造年を控え、10年を大きく超えていれば交換前提で見積もるのが現場の相場観。浴室がタイル張りの在来工法かユニットバスか——ここも改修費が大きく変わる分岐点です。

チェック⑤電気設備——分電盤・アンペア・コンセントの数

電気は地味ですが、賃貸では意外と重要です。まず分電盤(ブレーカーの箱)を開けて、契約アンペア数と回路数を確認します。古い家では30A以下で、今の生活家電(IH、エアコン複数台の同時使用)に耐えられないことがある。増設や引き込みのやり直しで費用感が変わります。

配線が布巻きの古いタイプのままだったり、天井裏の配線が劣化していたりすると更新を検討します。コンセントの数と位置も、現代の暮らしに合っているか。「ケースによりますが」、単に足りないだけなら増設で対応でき、大きな障害になりにくい部分です。

チェック⑥残置物と周辺需要——建物の外にある2つの関門

残置物(家具・家電・仏壇・遺品など)の量は、活用開始までの時間と費用に直結します。「よくあるのが」、仏壇や思い出の品をどうするか決められず話が止まるケース。ここは急がなくて大丈夫です。現地調査では、おおよその量と搬出のしやすさ(前面道路の広さ、トラックが着けられるか)を見ます。

そして最後の関門が、建物の外にある「周辺需要」です。総務省の令和5年住宅・土地統計調査によると、愛知県の空き家数は約43.3万戸、空き家率は11.8%で、2018年から上昇しています(愛知県公表、2023年10月1日現在)。ただし同じ愛知県でも、名古屋圏の通勤圏にある郊外住宅地と中山間地域とでは、戸建賃貸の需要はまったく違います。現地調査では、駅やバス停・幹線道路までの距離、駐車場が何台とれるか、近くに学校・スーパー・病院・工場があるかを見て、「その立地にどんな世帯の借り手がいそうか」を判断します。建物が無事でも借り手がいなければ貸せません。建物と立地は必ずセットで見る——ここは強調しておきたい点です。

現地調査を無料相談で頼むべきか——判断の目安

ここまで6つのチェック箇所を見て、「自分で全部は無理だ」と感じた方が多いと思います。それが自然です。床下や天井裏、屋根、分電盤、周辺需要の見立ては、経験がないと正確な判断が難しい。

自分で見る「一次チェック」と、プロに任せる「二次チェック」

所有者の方ができるのは、一次チェックです。床を歩いた感覚、建具の建て付け、天井や壁のシミ、水回りの通水、分電盤、前面道路と駐車スペース。これらをスマホで撮ってメモを添えれば、「明らかにダメそう」「意外といけそう」の当たりはつきます。

一方、二次チェック——床下の腐朽、小屋裏の雨漏り、構造クラックの評価、改修費の概算、周辺の賃貸需要と想定賃料——は、現地調査で専門家に見てもらう領域です。ヤモタスは愛知・岐阜・三重で300軒超の空き家賃貸化を手がけ、すべて入居付けまで至ってきました。建設・リフォーム業界29年の実務経験をもとに、この二次チェックを現地で一括して行います。

こういう状態なら、まず現地調査(無料相談)を

「外観は問題なさそうだが内部が分からない」「床が沈む・天井にシミがある気がする」——この6項目のどれかで引っかかった方は、現地調査の出番です。先送りにするほど雨漏りや腐朽は静かに進みます。逆に、まだ傷みが浅いうちなら直す範囲も費用も小さく済む。「聞くだけ聞いてみよう」で構いません。現地調査・無料相談は公式サイト(yamotas.com)の相談フォームから申し込めます。写真とメモを持って相談すれば、「貸せる家か」「先に直すべき家か」「別の選択肢がよいか」まで公平にお伝えします。

なお、賃貸として活用する場合も所有権は移りません。リフォーム費・火災保険・運用中の修繕はヤモタスが負担し、固定資産税・都市計画税は所有者負担。契約は定期借家契約なので、「いつか家族が戻るかも」という希望も残せます。売却や解体が向く家もあり、そこも含めて見ていきます。

よくある質問

Q1. 外観がきれいなら、現地調査は省いてもいいですか?
おすすめしません。屋根裏の雨漏り、床下の腐朽、水回りの劣化は中に入らないと分かりません。実際、外壁がきれいでも土台が傷んでいた例があります。

Q2. 現地調査ではどこを見ますか?一言でいうと?
「構造・屋根・雨漏り・水回り・電気・周辺需要」の6点です。安全に関わる構造と屋根・雨漏りを先に、次に水回り・電気・残置物、最後に立地の賃貸需要を確認します。

Q3. 雨漏りは天井のシミを見れば分かりますか?
シミは重要なサインですが、それだけでは不十分です。見えた時点で内部は前から濡れていることが多く、小屋裏(天井裏)まで見て進行度を判断します。雨の翌日に行くと発見しやすいです。

Q4. 築40年でも貸せますか?
築年数だけでは決まりません。構造が無事で、屋根・雨漏りに致命傷がなく、水回りと電気が整えられ、立地に賃貸需要があれば、築40年でも借り手はつきます。需要のない立地では築浅でも埋まりにくいです。

Q5. 自分で見て、写真は何を撮ればいいですか?
「床を歩いた様子(動画)」「天井や壁のシミ」「水回り4か所と通水」「分電盤」「前面道路と駐車スペース」の5つが基本です。これがあると相談が具体的に進みます。

Q6. 残置物(仏壇や遺品)が残っていても相談できますか?
できます。急いで片づける必要はありません。現地調査では量と搬出のしやすさを見ておきます。

Q7. 現地調査の結果、貸さない方がいいと言われることもありますか?
あります。改修費が回収できない、立地に需要がない場合は、売却・解体・自己管理を含めて公平にお伝えします。無理に賃貸は勧めません。比較の材料に使ってください。

まとめ

  • 現地調査で見るのは【構造/屋根/雨漏り/水回り/電気/残置物・周辺需要】の6項目。外観だけでは活用可否は判断できない
  • 安全に関わる構造・屋根・雨漏りを先に見る。雨漏りは天井のシミより屋根裏で判断する
  • 水回りは通水・排水・においを実際に試し、電気は分電盤とアンペアを確認
  • 建物が無事でも、周辺に賃貸需要がなければ貸せない(愛知県 空き家率11.8%/愛知県公表)
  • 一次チェック(写真・メモ)を持って、二次チェックはプロの現地調査へ

数年ぶりに見た実家に少しでも「貸せるかも」の芽を感じたなら、傷みがまだ浅いうちが動きどきです。6項目でどれか引っかかったら、写真とメモを手に、ヤモタスの無料相談・現地調査(yamotas.com)へ。貸せる家か、先に直すべき家か、別の道がよいか——一緒に見極めていきましょう。


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