2026.08.19
知識
岐阜県の空き家の不法投棄トラブル対策は?ごみを捨てられる前の予防法
岐阜県の空き家の周りにごみが置かれ始め、遠方に住んでいるので次に何をされるか不安で、不法投棄を防ぐには何をし、被害が出たらどう対応すべきか知りたい
岐阜県の空き家の不法投棄は、放置されている印象を消すことで防げます。ごみを捨てられる前に、敷地の見通しを良くし、定期的に人の手が入っている状態をつくる。これが最も効く予防策です。捨てられてしまった後は、まず撤去し、悪質な場合は警察と自治体へ相談する。撤去責任は原則として土地の所有者にあります。だからこそ、被害が広がる前の早期対応が肝心です。遠方でも打てる手はあります。
ただ、頭では分かっていても、実家が数百キロ離れていると、そう簡単に動けません。週末に車を飛ばして様子を見に行くのも限界がある。「また草が伸びてるだろうな」「ポストは大丈夫かな」と、ふとした瞬間に胸がざわつく。そういう状態で検索している方が多いはずです。この記事では、不法投棄が起きる仕組みから、遠方でもできる予防、そして実際に捨てられてしまったときの対応手順まで、順を追って整理します。
【この記事のポイント】
- 空き家の不法投棄が「予防できる」理由と、捨てられやすい家の共通点
- 遠方に住んでいてもできる具体的な予防策(見通し・定期確認・連絡先整理)
- 実際にごみを捨てられたときの撤去責任・警察・自治体への対応手順
今日のおさらい3つ
- 不法投棄は「誰も見ていない・手が入っていない」という印象を消せば大きく減らせる
- 捨てられたごみの撤去は、原則として土地所有者の責任になる
- 一人で背負い込まず、自治体・警察・管理を任せられる相手へ早めに相談する
この記事の結論
- 不法投棄の予防は「敷地の見通しを良くする」「定期的に人が入る状態をつくる」「連絡先を整理しておく」の3点が基本
- 捨てられたごみの撤去は原則として所有者負担。悪質・大量・危険物なら警察へ被害届、自治体へ相談
- 遠方で自力管理が難しいなら、管理委託や賃貸活用で「人が使う家」に戻すのが根本的な予防になる
不法投棄はなぜ起きるのか、そして防げるのか
正直なところ、不法投棄は「運が悪かった」で片づけられがちです。でも現場を見ていると、捨てられる家には共通点があります。逆に言えば、その共通点を潰せば、かなりの確率で防げるということです。
「放置されている」という印象が引き金になる
不法投棄をする人間は、無意識に「ここなら捨てても気づかれない」という家を選びます。草が伸び放題、ポストにチラシが溢れている、窓が閉まりっぱなしで人の気配がない。こうした空き家は、通りがかりの人から見ても「もう誰も管理していない」と分かってしまう。
国土交通省の解説でも、老朽化した空き家の放置が、不法侵入・不法投棄などの問題を生み、周辺住民の生活環境を著しく損なうことが、空家対策特別措置法(2014年制定・2015年施行)の制定理由の一つに挙げられています。つまり不法投棄は、放置された空き家に典型的に起きる被害として、国レベルで問題視されているわけです。
以前、岐阜市内の郊外にある実家を相続された方から相談を受けたことがあります。「気づいたら、庭の隅に他人の家電が2台置かれていた」と。テレビと古い洗濯機。おそらく、粗大ごみの処理費を惜しんだ誰かが、人目のない夕方に置いていったのでしょう。最初の1台が置かれてから、次が置かれるまで3週間もなかったそうです。一度捨てられると「ここは捨ててもいい場所」という印象が固定され、被害が連鎖する。これが不法投棄のいちばん怖いところです。
遠方所有者ほど狙われやすいという現実
よくあるのが、「遠方に住んでいるから、たまにしか見に行けない」というケースです。各自治体の空き家対策計画でも、遠方に住む所有者の空き家は、草木の伸び放題やポストの郵便物の溜まり、不法投棄や子どものたまり場になりやすいと指摘されています。愛知県・岐阜県・三重県もそれぞれ空き家対策の情報を発信し、注意喚起をしています。
数字で見ると、空き家の多さも背景にあります。総務省の令和5年住宅・土地統計調査によれば、全国の空き家数は約900万戸、空き家率は13.8%と過去最高です(2023年10月1日現在)。岐阜県の空き家率も全国平均をやや上回る水準と報告されています。管理が行き届かない空き家が地域に点在するほど、不法投棄の「候補地」も増えるという構図です。
「実家が空き家になった瞬間から、時計が動き出す」——現場でよく感じることです。ケースによりますが、最初のごみが置かれる前に手を打てるかどうかで、その後の負担は大きく変わります。
遠方でもできる予防策と、捨てられた後の対応
ここからは実務です。「遠くに住んでいて頻繁に行けない」という前提で、それでも打てる手を整理します。完璧を目指すより、まず一つでも実行することが大事です。
予防の基本は「見通し・定期確認・連絡先整理」の3つ
一つ目は、敷地の見通しを良くすることです。塀や生垣で外から中が見えない家は、隠れて捨てやすい。逆に、庭木を剪定し、敷地内が道路からよく見える状態にしておくと、それだけで捨てにくくなります。「見られている」という感覚を相手に与えるのが狙いです。センサーライトや「防犯カメラ作動中」の表示も、費用対効果の高い抑止策です。
二つ目は、定期的に人が入る状態をつくること。実は、これがいちばん効きます。草刈り、ポストの整理、雨戸の開け閉め。月に一度でも人の手が入っていれば、「管理されている家だ」という印象になり、狙われにくくなります。遠方で自分が行けないなら、地元の便利屋や管理サービス、あるいは近所の親戚に頼む方法もあります。
三つ目は、連絡先の整理です。近隣の方に「何かあったら連絡してほしい」と一言お願いし、連絡先を渡しておく。ごみが置かれ始めた最初の段階で気づければ、被害が連鎖する前に動けます。所在自治体の空き家相談窓口の連絡先も、あらかじめ控えておくと安心です。
現地調査でお会いした三重県のご家族が、こんなことを言っていました。「隣の奥さんに一言お願いしておいたら、ポストにチラシが溜まる前に写真を送ってくれるようになって、気持ちが楽になった」。大がかりな対策より、こうした人とのつながりが効くこともあります。
実際に捨てられてしまったときの対応手順
半信半疑で予防していても、捨てられてしまうことはあります。そのときの手順です。
まず、撤去責任は原則として土地の所有者にあります。理不尽に感じるかもしれませんが、捨てた本人が特定できなければ、所有者が費用を負担して撤去せざるを得ないのが実情です。だからこそ、早期発見・早期対応で被害を小さく抑えることが重要になります。
対応の流れは、おおむね次のようになります。
- 記録を残す:撤去する前に、捨てられたごみの写真を撮る。日付・場所が分かるように。
- 警察へ相談:不法投棄は廃棄物処理法違反にあたる犯罪です。悪質・大量・危険物(タイヤ、家電、廃油など)の場合は、警察に相談し、被害届を検討します。
- 自治体へ相談:市町村の環境課や空き家担当窓口に連絡します。撤去方法や、地域によっては支援・助言が受けられる場合があります。
- 撤去と再発防止:撤去後、同じ場所に置かれないよう、見通しの改善やカメラ設置などの再発防止策をセットで行います。
なお、管理が不十分な状態が続き、近隣からごみや景観の苦情が出ると、空家対策特別措置法上の「管理不全空家等」や「特定空家等」に近づき、自治体から指導・勧告を受ける可能性もあります。勧告を受けると住宅用地特例が外れ、固定資産税が上がり得るとされています(倒壊の危険や衛生上の有害性などがある場合)。不法投棄への対応は、こうした行政リスクを避ける意味でも大切です。
自力管理が難しいなら「人が使う家」に戻す選択も
ここまで予防策を並べてきましたが、遠方に住みながら草刈りやポスト整理を続けるのは、正直しんどい。年に数回の帰省や業者手配は、子世帯にとって大きな負担になりがちだと国土交通省の資料でも触れられています。
そこで検討したいのが、根本的な予防としての「賃貸活用」です。人が住んでいる家は、不法投棄の対象になりません。私たちヤモタスは、愛知・岐阜・三重で、所有権を移さず・初期費用ゼロでリフォームし、定期借家契約で賃貸運用する借り上げ型のサービスを行っています。リフォーム費用・火災保険・運用中の修繕は事業者負担(固定資産税・都市計画税は所有者負担)。「売りたくないけれど放置もできない」という方に向いています。
もちろん、すべての空き家が賃貸に向くわけではありません。建物の状態や立地、地域の需要を見て判断が必要です。「うちは貸せるのか」を知る第一歩として、現地調査(無料相談)をご利用いただけます。
よくある質問
Q1. 捨てられたごみは、結局こちらが撤去するしかないのですか?
原則として、土地所有者が撤去責任を負います。捨てた本人が特定できれば本人負担ですが、実際には難しいことが多い。だからこそ、捨てられる前の予防と、捨てられた直後の早期対応が費用を抑える鍵です。
Q2. 防犯カメラを付ける費用はどのくらいですか?
ケースによりますが、簡易的なものなら数千円から、本格的なもので数万円程度が目安です。実際の抑止効果は「作動中」の表示だけでも一定あります。まずは表示とセンサーライトから始める方も多いです。
Q3. 遠方で月1回も行けません。どうすれば?
地元の管理サービスや便利屋への委託、近隣の方への見守り依頼が現実的です。愛知・岐阜・三重の空き家管理・活用サービスに定期巡回を任せる方法もあります。
Q4. 不法投棄は警察に言えば動いてくれますか?
不法投棄は廃棄物処理法違反の犯罪です。悪質・大量・危険物のケースでは、警察が捜査する場合があります。まず相談し、写真などの記録を提示するとスムーズです。
Q5. ごみが原因で「特定空家」に指定されることはありますか?
管理不全が続き、近隣から苦情が出ると、指導・勧告の対象に近づく可能性があります。勧告を受けると住宅用地特例が外れ、固定資産税が上がり得るとされています。早めの対応が大切です。
Q6. カメラや草刈りより、もっと確実な方法はありますか?
最も確実なのは「人が住む状態に戻す」ことです。入居者がいる家は不法投棄の対象になりません。賃貸活用は根本的な予防策になり得ます。
Q7. 相談したら必ず賃貸にしないといけませんか?
いいえ。現地調査では、賃貸・売却・解体・自己管理のどれが向くかを一緒に整理します。「貸さない方がよい」と判断することもあります。まず状況を整理する場としてご利用ください。
まとめ
- 不法投棄は「放置されている印象」を消すことで大きく防げる。敷地の見通し・定期確認・連絡先整理が基本
- 捨てられたごみの撤去は原則所有者負担。悪質なら記録を残して警察・自治体へ早めに相談
- 管理不全が続くと行政の指導・勧告リスクもある。早期対応が負担を小さくする
- 遠方で自力管理が難しいなら、賃貸活用で「人が使う家」に戻すのが根本的な予防になる
岐阜県の実家の周りにごみが置かれ始めて不安を感じているなら、それは動くべきサインです。まだ大きな被害が出ていない今こそ、打てる手があります。「うちは何から始めればいいのか」を整理するだけでも、気持ちは変わります。愛知・岐阜・三重で空き家を抱えている方は、ヤモタスの無料相談・現地調査(yamotas.com)から、まず状況を話してみてください。
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