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ヤモタス活動レポートBLOGBLOG

空き家に空き巣が入りました


自社保有物件が空き巣被害に遭いました。

建物はリフォーム前の状態で、残置物も無かったので大きな被害は無かったのですが・・・。
物取り目的か、雨風しのぎの寝床にされていたのか。

空き巣問題は空き家を持っている方が抱える問題のひとつでもあります。
同時に近隣の方々にも不安や恐怖を与えかねない問題です。

空き家を所有している者の責任として、しっかり管理しなくてはならないと改めて考えさせられました。

警察庁が発表した「令和5年の犯罪統計資料」によれば、侵入窃盗(空き巣)の認知件数は全国で約25,000件。
コロナ禍で減少傾向にはありましたが、依然として一定数の被害が報告されています。

この中でも、空き家や留守宅を狙った「無人住宅型」の犯行は特に多く、犯行時間帯が昼間(10:00〜16:00)に集中しているのが特徴です。

また、警視庁の調査によると、侵入手口の約60%以上が「無施錠」であるというデータもあります。
つまり、「鍵をかけていない」「開けっぱなし」「古くて壊れかけている玄関や窓」などが狙われるのです。

空き家はしばしばこうした条件をすべて満たしており、犯罪者にとって非常に“入りやすい”存在であることが明らかです。

空き家は空き巣に狙われやすいです。
その理由は主に以下の点にあります。

1. 長期間無人であることが多い
相続されたが使われていない実家など、数ヶ月〜数年放置されるケースも少なくありません。
犯人は“生活の気配”を敏感に察知します。

2. 防犯設備が整っていない
センサーライトや防犯カメラ、アラームなどの設備がなく、古い鍵のままになっていることも多いです。

3. 見た目で「空き家」とわかる
郵便受けにたまったチラシや郵便物、伸び放題の雑草、夜間の無灯火など、空き家は見た目からも狙われやすいサインを発してしまっています。

こうした状況が、犯罪者にとって“安心して犯行に及べる場所”となり、空き巣被害を招いているのです。

空き巣の被害を防ぐためには、空き家を放置しないことが何より重要です。以下は現実的に効果のある対策です。

1.定期的な見回り・清掃
自分で見に行くのが難しい場合、地元のシルバー人材センターや空き家管理代行サービスを利用するのも一つの方法です。

2.郵便物の受け取り・除草
ポストの中がいっぱいだったり、雑草が伸びていたりすると「不在」が一目で分かります。これを防ぐだけでも大きな抑止効果になります。

3.防犯カメラ・センサーライトの設置
人の動きを感知して点灯するライトや、録画機能のあるカメラは、**「見られている感覚」**を犯人に与え、大きな心理的ブレーキになります。

4.近隣住民とのコミュニケーション
近所の人に「定期的に見ておいてもらう」「不審な人物がいたら知らせてもらう」だけでも防犯力は大きく向上します。

空き家は、単なる「誰も住んでいない家」ではありません。
放置された空間は、防犯上のリスクを抱え、時には周辺地域の治安にも悪影響を与えかねない存在となります。

しかし、適切な管理や防犯対策を講じることで、空き家は再び資産としての価値を持つことができます。

大切なのは、「誰も住んでいないからといって、誰のものでもない空間にしないこと」。
防犯意識を高めることで、空き家の安全性を保ち、地域全体の治安維持にもつながります。

空き家は、未来の住まいや投資対象になる可能性もあります。
今こそ、防犯の視点からも空き家と真剣に向き合う時ではないでしょうか。

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ヤモタスは所有者の方の自己負担ゼロで空き家活用ができるサービスです。
空き家活用の新しい選択肢として、まずはお気軽にご相談ください。


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